長らくタブレットPCにアンチグレアのシートを貼って使用していましたが、シートの摩耗やスタイラスペンの電池交換、解像度の問題による線画の質感再現が低いこと(特にクリスタの鉛筆系ツールの筆跡)等の問題が我慢できなくなってきたため、高価でしたがPC買い替え&こちらの液タブで環境を構築しました。
以下、PCスペックとは関係なく、この液タブにして良かった点と気になる点を、順不同で挙げます。
【良かった点】
・サイズが丁度よく、幅60センチの小さなデスクでも、高品質な4K環境が十分構築できました。
・4K表示により線画の質感がしっかり見え、画面上のデータと印刷時の印象の違いが消えました。正直これだけでも、買った価値を感じました。
・ガラス面がアンチグレアなので、画面側の摩耗の心配がなく、見やすさと描きやすさが両立されています。描画時のペン先は適度に引っかかりますし、その割にペン先の摩耗は控えめに感じます。ペーパーライクフィルム等を貼ればゴリゴリ削れるかもしれませんが、個人的にはシート不要でした。
・ペンの充電が不要なのに複数のカスタムボタンが設定でき、高品質の筆圧感知・傾き感知が十分機能します。プロペンも2も用意してみましたが、2の少し細めのボディは大変持ちやすいです。
・視差や位置ずれは、デフォルトでは多少感じる部分もありましたが、設定を弄ることでほぼゼロにできました。紙に描く感覚に近く、個人的にはかなり快適です。
・プロペン2&替え芯の収納が大変スマートで、とても好きです。場所をとるスタンドではなく、左右どちらにでも付け替えられるデザインというところが、とても気に入っています。
・Wacomのアートペンに対応しています。ペン軸の回転感知ができるのは、中華メーカー含めても現状アートペンのみと思われます。他の4KタブでなくWacom製を選んだ理由はこの点と、サポートが日本であることが大きかったです。
・普通に横置きで使ってますが、電源コードの接続部分は上部なので、個人的には描画時に触れることがほぼなく、不快感はありません。
【気になった点】
・他の方も仰ってますが、ケーブルが一本化できないことだけが煩わしいです。描画時はケーブルなど気にならないのですが、作業開始時に、デスクの見た目でちょっとテンション上がりません。まあ見た目は慣れればそんなに気になるほどではありませんが、せっかく貴重なThunderbolt端子に接続してるので、給電もできる仕様にしてほしかったです。
総合的には、買ってもの凄く良かったです。アンドゥも減り、作業スピードがすごく上がりました。
4ヶ月ほど使いましたが今のところ耐久性も高そうに感じるので、安心して使えています。もし買い換える時が来ても、Wacomさんのものを買いたいです。
| 対応機種 | タブレット |
|---|---|
| カラー | ブラック |
| 電池付属 | いいえ |
| 電池使用 | いいえ |
| ブランド名 | Wacom |
| メーカー | ワコム |
| 製品型番 | TDTH-1620/AK0 |
| 対応OS | 窓 |
| 接続方式 | USB, HDMI |
| サイズ | 15.6型 |
| 製品サイズ | 41 x 26.6 x 2.2 cm; 3.57 kg |
